ごみ広域処理施設の概要
1 構成市町(上尾市、伊奈町)の現況施設の概要
上尾市及び伊奈町のごみ処理施設は、稼働開始後20年以上経過し、老朽化が進んでいるため、後継施設の検討が必要であることから、平成30年6月、「上尾市伊奈町ごみ処理広域化の推進に関する基本合意書」を締結し、広域ごみ処理を進めることとなりました。
2 広域化の効果
減量化・資源化
広域的に資源物を集めることによって、効率的なマテリアルリサイクルを推進するとともに、焼却量の減量化を図ることが期待できます。
経費
個別にごみ処理施設等を整備することは、それらの施設規模を合わせたごみ広域処理施設を建設するのに比べ多額の費用が必要となることから、施設を集約化し、広域的に処理することにより、建設費や維持管理費を削減することができます。
環境
個別のごみ処理施設と比べ、それらの施設規模を合わせたごみ広域処理施設は、焼却によって発生する熱を利用した発電等が効率的に行えるようになり、化石燃料等の消費を少なくすることができるため、二酸化炭素の排出を抑制することができます。
また、ごみ処理施設を集約化し、全連続炉(24時間稼働)にすることにより、安定的な燃焼状態を維持できることに加え、ごみ処理技術を高度化できるため、ダイオキシン類の発生を抑制することができます。
技術
ごみ処理を集約化して全連続燃焼式の施設として整備することで、(全連続燃焼式、準連続燃焼式を単独で整備することと比べて)ごみ処理施設の安定稼働及び効率的な熱回収が可能となります。また、二酸化炭素排出量を抑制した「高効率ごみ発電施設」にすることで、環境負荷の低減が期待できます。
3 ごみ処理施設建設予定地
4 今後のスケジュール
※働き方改革による週休2日制の導入を考慮し、工事期間を十分確保するため、
令和9年度中の設計・建設工事着手を検討しています。
※事業の進捗状況により変更する可能性があります。
新ごみ広域処理施設は、令和15年度稼働開始を予定しています。